今年の夏は深刻な電力不足が懸念され、世の中はまさに“一億総節電”といったムード。
仕事などで一日中使っている場合は特にそうですが、パソコンも効率的に使えば、節電に大きく貢献します。
そこで今回は、パソコンライフにおける節電のイロハを、一緒にチェックしていきましょう!
●そもそもパソコンはどれだけ電力がかかるの?
一般家庭のの1日あたりの電力消費量は9500Wh程度。それに対して、デスクトップ型のパソコンを1日3時間使用したと仮定すると、
不使用時の待機電力を含め1日あたりの使用電力量は約350Whほどになり、家庭の消費電力量の約4%をパソコンが占める計算となります。
もちろん1日3時間以上使ったり、家庭にパソコンが2台以上あれば、これより割合が大きくなってくるわけで、
結構バカにならない量です。
◎「PCの消費電力って、
家庭でどのくらいの割合を占めているの?」をチェック!
http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-7/guide/setsuden01.aspx
●“シャットダウン”と“スリープ”どっちがいいの?
節電の王道といえば、なんといってもこまめな電源のオン&オフ。ただパソコンの場合、電源完全オフの“シャットダウン”と、
低消費電力状態にする“スリープ”があり、どっちにすればいいのか迷うところ。
ただ、待機時にかかる電力は“シャットダウン”のほうがもちろん低いんですが、電源オフと起動時に大きな電力がかってしまうことを勘案すると、
90分以内の離席なら“スリープ”のほうが電力はかからないようです。
◎「ちょっと離席、休憩のときも賢く節電するには」をチェック!
http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-7/guide/setsuden02.aspx
●パソコンの“省電力設定”を一括で変更!
パソコンを節電モードにしようとする場合、コントロールパネルから電源オプションに行って、省電力モードに設定変更……というのが王道ですね。
最近では、Windowsにおける複数の節電設定を一括でしてくれる「Windows PC自動節電プログラム」というお役立ちなソフトが、
日本マイクロソフトのサイトで公開されています。同社の試算によると、パソコンの設定変更によって、平均で約30%の節電が可能とのことです。
◎「Windows PC 自動節電プログラムについて」をチェック!
http://support.microsoft.com/kb/2545427/ja?sd=gn
●他にもある!お役立ちな節電ソフト
上記の「Windows PC自動節電プログラム」以外にも、節電のアシストをしてくれるソフトは多くあります。
オプティムの「Optimal Green」は、各マシンの使用状況を把握し、それに応じた省電力モードの設定や最適化を自動で行ってくれる、
かなりお役立ちなソフト。また「Granola」は、パソコンの使用状況に応じてCPUへの電圧を自動で上げ下げすることで、
消費電力を抑えてくれます。ともに無料で手に入るのもうれしいですね。
◎「Optimal Green」をチェック!
http://green.optim.co.jp/
◎「Granola」をチェック!
http://grano.la/
この他にも、電力使用のピーク時には内蔵バッテリで駆動させたノートPCで作業するなど、節電の方法はさまざまあります。
一人ひとりが節約できる電力量はわずかかもしれませんが、“塵も積もれば山となる”とも言いますし、
パソコンの節電に関して特に意識していないという人は、できるところから始めてみるのはいかがでしょうか?